十二国記を愛でよう(1)
『白銀の墟 玄の月』第一巻、第二巻が本日発売です。王が消息を絶って6年、荒廃する戴国に麒麟が還る。一縷の望みを携え、この国を救う唯一無二の王・驍宗の行方を捜す、果てしない旅の開幕です! ※大型台風の情報をご確認のうえ、新刊購入のために無理な外出はされませんようお願いいたします。 pic.twitter.com/GC6ezJkRYN
— 小野不由美「十二国記」/新潮社公式 (@12koku_shincho) October 11, 2019
奇しくも甚大な被害を出した台風19号が関東を直撃したその日に発売された
『十二国記 白銀の墟 玄の月』第一巻、第二巻。
18年ぶりの待望の新作に、台風という名の蝕に怯えながらも僕は歓喜乱舞したー
というわけで、
十二国記ファンです。
本当に本当に、
待ちに待ってたし、読み終わって「マジかよ?!」という感想も一晩中語れるほどあるのですが、
ひとまず、
十二国記への愛を語ろうと思います。
そもそもこのHPを立ち上げたのは十二国記を語りたいがため、と言っても過言ではありません。
この感動と興奮の行き場がないのです…!
だって、
18年ぶりですよ?!
赤ちゃんが大人になりますよ?!
正直、新作が拝めるとは思っていませんでした。
それほど、十二国記の世界は果てがなく、語ろうと思えば中国4千年の歴史を学ぶより深いかもしれない…w
重くて深すぎて、小野不由美先生も新作を産み出すのは大変だろうと心中お察しいたします…( ;∀;)
それぐらい、果てしないファンタジーです。
十二国記を知人友人家族に薦めるのは非常に難しかったです。
なにせ、ファンタジー小説。
とっかかりにくいのが正直なところです。
そして、長い。
めちゃんこ長い!
うちの親も読書家ですが、最初の『月の影 影の海』を読ませてもハマってはくれませんでした。
ジャンルが典型的なファンタジーだからです。
しかも、異世界に飛ばされて訳が分からないまま旅をする女子高生が主人公。
イマドキ、ありふれた設定ですよね。
しかしね、
しかしだよ?
十二国記の魅力は異世界ファンタジーに留まらないところなんだ!と
声を大にして言いたい!!!
十二国記はラノベに近いように見えてこれは歴史小説と言っていいほど重厚なのです!
そして、読めば読むほど重く深く、魅力が滲み出てきます。
小野先生について深くは存じあげませんが、おそらく中国の歴史や神話など物語に取り入れておれれるのだと思います。
日本人には馴染みのない漢字にルビをふって、異世界(中国っぽい)を表現されているのを読み解くのも面白いです。
最初こそ児童向けファンタジーでしたが、大人が読んで楽しめる作品になっています!
読んで。
読んでーー( ;∀;)
誰か語ろおよおおおおお
こんな面白いのに周りに誰も理解者がいなくて悲しいよおおお
これがいっそ大金出してくれる中華系のスポンサーつけて、ハリウッドさながらワーナー・ブラザースのハリポタみたく大作映画に仕立ててくんねえかなあああ!
私事ですが、両親は読書家で歴史好き。絶対好きになると思うんだけど、こっちに引込めなくて凹んでいます。
今回の新作を機に引込めないかなあ、、
などと、今日も独りでごちるのでした。
続きます。
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