劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』感想(2)無限列車と夢の世界



さっそくまた感想を言いに舞い戻って参りました(笑)


一度しか観ていないのでうろ覚えなところも多々ありますが、印象的だったところを中心にグダグダとおしゃべりしていきたいと思います。

写真は劇場版キービジュアルの下敷き(¥500)

自分で撮ったものなのでテカテカしてますが気にしないでください。

事後通販も予定しているそうなので、欲しい方は焦らないで公式さんから買ってくださいね。



物販は良いなwww

持ち帰ったものを見る度にあの感動が蘇る!

作り手も売り手も買い手もwinwinwin(*´ω`*)

陰キャなので、基本的には沈む毎日を送っているんですが、映画観てからこの数日、毎日楽しい!なんか楽しい!!(単純とも言う)

あまり楽しみがないから余計に幸せを感じます!

ありがとう!!!!!この感動をありがとう!!!!!



さ、ではさっそく本編の感想を書きますので、ここより先はネタバレ注意です!










今回は無限列車について、そして魘夢(えんむ;下弦の壱)の見せる夢の世界について考えていきましょう。



まず、

公開前、映画の予告映像で真っ先に惹きつけられたのは、夜の闇を駆け抜ける蒸気機関車でした。


大正時代。
目まぐるしく近代化していく日本の中にあって、未だに帯刀して戦う鬼殺隊。主人公の炭治郎も田舎暮らしで、江戸時代から続く素朴な暮らしぶりの描写が多かっただけに、巨大な動く鉄の塊は、作中でも異質な存在です。

この映画が始まる前、
アニメでは26話にあたりますが、伊之助、炭治郎もこの蒸気機関に驚きを隠せない様子。
それを微笑ましくも、

「分かりみぃ!!!( ;∀;)」


となったのは私だけなのでしょうか!(笑)

単純に蒸気機関車カッコいいです!


タイトルにもある通り、この蒸気機関、無限列車が物語の舞台となるわけですね。

走行中の列車で戦わなければならないというのは、なかなか緊迫感があります。

言わば「動く密室」。狭い上に逃げ場がない。

古くはスティーヴン・セガールの『暴走特急』を思い出します。


と、カッコつけて言ったものの殆ど覚えていませんが(^o^;
でも、狭い車内で戦う姿がカッコよく、しかも合気道で戦うので(たぶん)、無駄な動きが一切ない実用的な戦い方は、本当に狭い舞台に似合うんですよね。

そもそもスティーヴン・セガールは日本語(大阪弁)が流暢で日本のテレビ番組にも多く出演し、とにかくかっこいいのに大阪弁。大阪弁なのにハリウッド大スター。

彼を見て、僕も格闘技を習おうと本気で思ったのでありました…(本気で思っただけで習ってはいない)


…脱線した。



他にアニメで「列車」というと『バッカーノ!』を思い出します。

1930年代のアメリカを舞台に、大陸横断中のフライング・プッシーフット号の車内の中で起こる凶悪な事件。様々な思惑で動く集団(どれもだいたい悪)の群像劇は面白く、密室で起こる殺人の怖さがよく表現されたアニメですが、ポップなキャラクターも多く、元はラノベ作品なのもあってカラッと観れるところも良いですよ。


話を戻します。

独特な閉塞感がある列車が舞台の本作。
線路を走行する振動に重厚な金属音。蒸気機関車というのも郷愁に誘われます。そんなメインステージで活躍するのは、

炎柱、煉獄杏寿郎(れんごく きょうじゅろう)。

作中で活躍する、冨岡義勇、胡蝶しのぶに次ぐ3人目の柱となるので、戦闘シーンはwkwkですね!


車内の電灯がチカチカとまたたくと、突如として現れたのは異形の鬼。

ここらへんの描写はホラーです。

凄みをきかせる炎柱の迫力、繰り出される炎の呼吸。どこを見ても、、


格好いい!!!!!!( ;∀;)


しかし、あっさり倒した後の妙な違和感。

そう、

そこはもう夢の世界でした。



煉獄の夢。善逸の夢。伊之助の夢。そして炭治郎の夢。

順々に描写されます。


最初に鬼を倒したのは煉獄の夢でしょう。かまぼこ三人組の様子がおかしいし(笑)

逆に言うなれば、切符を切った瞬間に鬼の気配を真っ先に感じたのは煉獄なのでしょうね。だからこそ、鬼を倒す夢を見た、ととれます。
他の三人の夢への導入は不明ですが、炭治郎は鬼の攻撃を感じながらも、為す術なく強制的に夢の世界へ堕ちてしまいます…


そんな中、自分に都合の良い夢のような夢の世界を堪能するのが他2名。


善逸は、大好きな禰豆子ちゃんと手を繋いで桃の果樹園を駆け抜ける夢をみています。


こっちこっち!!
こっちの桃がおいしいから

白詰草もたくさん咲いてる

白詰草で花の輪っか作ってあげるよ禰豆子ちゃん

俺本当にうまいのできるんだ!



世界名作劇場…!www


あまずっぺええっ( ;∀;)泣いたよ俺は…w

ここから川を渡るために禰豆子ちゃんをおんぶして跳躍する善逸のそのまた続きを本気で観たいと思いました。

ハッピーエンドなのか!はたまた、いじわるな継母でも出てくるのか!(冗談だよ)

ちなみに、今回いただいた入場者特典「煉獄零巻」で善逸役の下野紘さんがコメントされているのですが、劇場版での善逸が禰豆子ちゃんと一緒にいるシーンは、「善逸の気持ちになって見ると、すごく印象的」と仰っています。

善逸は暗くて苦しい物語の中でもコミカルな癒やしキャラなので(と言いつつ、他の声優さんからは専ら「うるさいw」と言われていますがwww)、鬼滅の魅力の鍵を握っている人気者だと私は思っています(笑)

当初女の子大好きで、心優しい炭治郎からドン引きされるほどキモかった彼が(言い方)、禰豆子ちゃんに出会ってから一途に思い続けているところはほっこりなんですよね。今回、眠りながら禰豆子ちゃんを守る姿が恐ろしく格好良く、このギャップに人々は倒れていくんだぜ…(*´Д`)

ほんと、幸せになってほしい。(その前にもう少ししっかりしろよな)


逆に伊之助の夢は洞窟探検というアドベンチャーなのも面白かったですね。

ポン治郎とチュウ逸wwwwww

ここで登場する善逸も、煉獄の夢で出てきた善逸と同じく出っ歯でして、原作漫画でも「共通の認識 善逸は出っ歯」というのが公式となっています(笑)


そして、彼らの楽しい夢に対して、炭治郎は亡くなったはずの家族との幸せな夢でした。


ここは、

本気で泣いた…


幼い弟妹、温かい母…
この素敵な家族が無残にも殺されてしまっている現実は辛すぎる。

事あるごとに違和感を感じながらも、幸せな夢の中に浸かる炭治郎が、それでも厳しい現実に戻っていくところは本当に心を持っていかれますよね。

いや、普通は戻れないっしょマジでさ。どんだけ強いんだこの長男(;_;)

これは間違いなく、現実にいる禰豆子のおかげだと言っていいでしょうね。実際、箱の中で眠っていた禰豆子だけが術にかからず、炭治郎を引き戻しました。

炭治郎がたった一人生き残っていたならば、こんなにも強くはなれなかったと私は思います。禰豆子がいるからこそ、炭治郎は踏ん張れる。本気で守りたいと思えるものがある人間は強い。

本来の人生であれば、家族に対してこれほど強く想うことはないかもしれません。しかし、炭治郎はその大半を根こそぎ奪われているわけです。残った禰豆子だけは!という思いをひしひしと感じます。

物語中盤、魘夢の術で頻繁に眠りに落ちる炭治郎ですが、その度に夢の中で自決し、現実に舞い戻ってくるという胆力も凄まじいものを感じます。


魘夢も「このガキはまともじゃない」とまで言っていますね。


この魘夢についても語りましょう。

予告映像でも流れた魘夢の「ねんねんころり こんころり 息も忘れてこんころり…」
という印象的な台詞。

声優の平川大輔さんの、ふわふわした柔らかい印象なのに、ぞっとするような怖さを醸し出している表現が秀逸です。

汽車と融合した後の描写も、漫画の何倍も気持ち悪さが表現されており(←w)劇場版ならではの迫力満点の戦闘シーンでしたね!

漫画以上に魅力が発揮できたのは、実は魘夢かもしれません。


彼は入場者特典「煉獄零巻」でも紹介されていましたが、人間時代もかなりのサイコパスで最低な人物だったらしく(苦笑)、劇場版では最後の最後まで嫌な奴で終わりました。

鬼滅の刃の特徴の一つとして、倒した鬼の過去のエピソードなどが走馬灯のように語られ、その存在が決して悪一辺倒ではなかったことが語られることもあるのですが、

魘夢は同情の余地なしwww

だったことが分かります(^o^;


長々と語ってしまいましたが、語りたいことは

まだあるwww


次は、煉獄杏寿郎について熱く語りたいと思います!!!

では。

Bocchi talk

アニメ・漫画について一人でしゃべり倒します。現在、『十二国記』『忍たま』『鬼滅の刃』にハマり中。

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